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第5回鳴尾記念(GIII)
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Actual Condition 実況

アナ: 今年のCRAも残すところあと3週のみ。師走の阪神競馬場からお送りするのは、鳴尾記念、グレード3。芝2000mで争われます。解説は久々の登場となります、芳澤さんです。芳澤さん、よろしくお願いします。

芳澤: そんなに久しぶりでもないですよ。まぁよろしくお願いします。

アナ: そ、そうでしたっけ。
オホン、気を取り直して予想を伺っていきましょう。芳澤さんは実績重視でカミカゼが本命ですね。

芳澤: かなり悩みましたがこの面子ならG2勝ちもあるこの馬が一歩抜けているでしょう。ここ1年ほど勝ち星から遠ざかってはいますが、戦ってきたレースがG1で相手が違いますからね。右回りがダメというのも昔の話。間隔を空けて立て直してきたのも好感が持てますね。

アナ: でも前走は8着ですし、さらに辿ると2桁着順が3度も続いていたようですが。

芳澤: 確かに引っ掛かりはしますが、その不調から立て直すためにジックリと休養を取った訳ですから。追い切りも良かったですし、力が出し切れれば1枚も2枚も上手だと見ています。

アナ: そうなると続く馬も実績馬ということになるのですね。マスワリとデスバケラッタが2番手、3番手です。

芳澤: 2頭とも前走は軽量馬にやられただけで、キッチリ走っている印象です。福島での相性を差し引いてマスワリの方を上に取りました。ともに阪神ではあまり成績が奮わないんですけどね。

アナ: やはりどの馬も一長一短のようですね。牝馬ですがCHIBOカップフィリー&メアターフ2着のジハードの名前が挙がってきませんが・・・

芳澤: 前走の天皇賞で牡馬相手に戦ったのが相当堪えているのではないでしょうか。朝日CC5着もあり、コースとの相性もまずまずだと思うのですが、中間の動きもあまり良くありませんでした。疲れがまだ抜けきっていないと見て無印です。

アナ: さぁ発走の時間のようです。芳澤さん、ありがとうございました。
スタート地点では早くもゲート入りが始まっています。フルゲートの16頭立てですが若駒が目立つこのレース。2戦目となる馬が4頭、3戦目、4戦目もそれぞれ1頭ずつのフレッシュな顔ぶれとなっています。
そうこうしているうちに態勢が整ったようです・・・・・さぁ係員が離れて・・・・・スタートしました!

アナ: やや薄暗い空の下、16頭がまずスタンド前を通過していきます。
なかなか前が決まりません。ほとんど横一線の中、押して押して上がってこようとしているのが10番のデスバケラッタ。しかしなかなか出てこれません。逆に外からハネダサイレンス。そしてスゥーッとさらに外からジハードがアッサリと交わしていきました。さらに間からはカミカゼも出てきました。まだ決まりません。3、4頭広がったままゴール板を過ぎていきます。

アナ: さぁデスバケラッタがまだ必死に扱かれていますが、カミカゼがその横から先頭に立った模様です。いや一番内です。イチバンアカホシがここで前に出てきました。どうやらこれが逃げるのでしょうか。さらに大外をジハードが膨れ気味に1コーナーへと入っていきます。
ハネダサイレンスはその後ろに控えて5番手。内から顔を覗かせているのが黄色い帽子のプッチンプリン。そして1馬身離れてサンタマスノーとムネオハウスが追走。このあたり、外の各馬が押し寄せる感じで内の馬達はやや後退気味。

アナ: そして4番のユキンコ、さらにゴットブレス、ムーンクラフトとややゴチャついたところ。さらに福島記念2着のマスワリもこの位置にいました。外からはこれが2戦目となるオッサンも入ってきました。
残る3頭は大きく遅れています。5番のプチスクに12番のミリオン。さらに2馬身ほど離れたところにに、人気の1頭ヘロヘロがジッと我慢するように最後方から前を見つめています。

アナ: 前から見てみましょう。先ほどまでは混沌としていた先行争いですが、カミカゼがどうやら抜けて大きくリードを取りました。後方とは3馬身、いやもっとあるでしょうか。特に無理をした感じではなく淡々とペースを刻んでいます。
その離れた2番手には3頭が固まっています。内のイチバンアカホシとデスバケラッタ、外からジハードがこれを交わしていくのでしょうか。さらにプッチンプリンもジワーッと詰め寄ってきました。

アナ: さぁ向こう正面へ出たあたりでハネダサイレンスがややスピードを上げて、前の3頭を追いかけていきました。前走で待望の初勝利。再び同じ距離のG3重賞での連勝を狙います。
またその後ろは3馬身ほど開いたでしょうか。7番手となるのが外目をグイグイと上がってきた2頭。サンタマスノー、そして半馬身差でオッサン。やや遅れてムネオハウスも追走。名前ばかりが注目されますが前走は初出走で4着好走。上積みが見込める今回はどこまでその実力を見せてくれるのでしょうか。

アナ: このあたりで後方の各馬のピッチも上がってきたでしょうか。ムーンクラフト、マスワリの2頭が並んで内を突いていきました。ユキンコはこのあたりで外へ持ち出して追撃態勢へ。
ミリオンが2つポジションを上げてさらに大外を捲って行きます。ゴットブレスは逆にやや後退気味。これを交わして行ったのがヘロヘロ。最後方へと替わったのはプチスクです。

アナ: さぁ先頭ですが相変わらず飛ばしています、カミカゼ。1年振りの勝利を掴むべくひた走ります。先程よりは2番手との差が詰まったでしょうか。それでもリードはまだ6馬身。
単独2番手にはハネダサイレンスが上がってきました。これから前を行くカミカゼを追い詰めて行こうかというところ。やや離れたところにオッサンとイチバンアカホシでこれが3番手争い。遅れだしたのはデスバケラッタ。やはり福島コースでないと走らないのか。これをジハード、サンタマスノーが外から交わしていきます。さらに大外からマスワリもここまで上がってきました!

アナ: マスワリがグングンと上がって内の各馬を一気に交わしていく!おっと、狭いところをこじ開けるようにしてプッチンプリンもその内へ入ってきた!さぁ2頭の猛追!いや、いつの間にか最内にはムーンクラフトも詰めてきている!ややペースの上がらない3番手集団をこの3頭が呑み込んだ!
しかし逃げているのはカミカゼ。鞍上がここで後ろを振り返って後続との差を確認する!さぁここからスパートに入るのか!?ハネダサイレンスも必死に追うがその差はなかなか詰まってこないゾ!

アナ: さぁ最終コーナーを先頭で回ってくるのはカミカゼ!大きな声援を受けて逃げ粘りを図る!再びここで差が開いたか!?ここから残り350mあまりの直線に入ります!
イチバンアカホシがここで外へ持ち出して追撃態勢!一杯かと思われていたデスバケラッタも再び息を吹き返して追い詰める!負けじとジハードも食い下がる!オッサンはまだ余裕の手応えで持ったまま!内からはムーンクラフトも出てきた!その前にはハネダサイレンスもなんとか頑張っている!

アナ: 先頭はカミカゼ!ようやくここで一杯に追い出される!しかし後続はまだやってこない!イチバンアカホシ、デスバケラッタ、ジハード、この3頭がハネダサイレンスに追いついて、さぁ交わし去る!内のムーンクラフトはどうした?一気にペースダウンだ!今度はこれを交わしてユキンコ、そして外からはマスワリが上がって行く!
オッサンもこのあたりでゴーサインが出たか?再び前の争いに加わっていく!大外からやってきたのは青の帽子ヘロヘ・・・・いや違う!ムネオハウスだ!ムネオハウスがやってきた!さぁ2番手争いが混戦となってきた!

アナ: 必死にムチが入るカミカゼですが、後方からは何もやってきません!それでも鞍上は追うのをやめない!まだリードは4馬身と変わらず!これは完全にセーフティーリードだ!
これで注目は2着争いに絞られた!デスバケラッタ、ジハード、さらにイチバンアカホシの争いに、外からオッサンとムネオハウス。さらに内からはユキンコがどこまで迫れるか?ハネダサイレンスも頑張るがやや遅れだしている!

アナ: 復活です!カミカゼが逃げ切った!今、ようやく脚色を緩めるようにしてゴールイン!
さぁ注目の2着争いですがデスバケラッタが最後の最後で振り切ったか。そしてユキンコ、オッサン、ムネオハウスが今、並ぶようにしてゴールイン!ジハード、イチバンアカホシはゴール前でやや失速!

アナ: 結局大楽勝という形になったのはこれが5勝目となるカミカゼです。
いやー、芳澤さん。見事としか言いようがない逃げ切り勝ちになりましたね。そして本命的中ですね。おめでとうございます。

芳澤: ありがとうございます。展開面での有利もあったでしょうが、最後あの着差になったのはやはり地力の差でしょう。
この馬の作戦としては特に逃げるつもりもなかったのかもしれませんね。序盤は各馬が無理をしなかったこともあって結局押し出される格好となりました。そこからが鞍上の好判断となりましたね。結局最後まで逃げ通すこととなってこの圧勝。一度でも追いつかれていたらズルズルいったでしょうから、とにかく鞍上のファインプレー、そして馬の力が勝っていたということですね。

アナ: 着順が上がりました。
1着は11番カミカゼ。勝ち時計は2分0秒1。
2着は10番のデスバケラッタで着差は3.1/2馬身。
3着は2番のユキンコで1馬身。
以上のように確定しました。

芳澤: デスバケラッタはやはり好調だなという印象ですね。このコースでも結局そつ無く乗られましたし、また最後は差し返してくるという粘りも見せてくれました。しかしそろそろ勝ってもらいたい1頭というのが本音でしょうか。
ユキンコは経済コースを通ってきたこともあるのですが、末脚は素晴らしかったです。しかし前との差はあれだけありましたからちょっと空振りという感じがしなくもありませんね。

アナ: はい、ありがとうございました。阪神競馬場よりお送りしました、第5回鳴尾記念はカミカゼが、昨年の札幌記念以来、約1年4ヶ月ぶりとなる勝利を挙げました。関係者の皆様、おめでとうございます。
以上でCRAローカルの中継を終わります。また来週お会いしましょう、さようならー。

第5回鳴尾記念(GIII)
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Results 結果



馬名 馬主 得点 タイム 着差
1 611カミカゼ 武豊から総流しさん92.52.00.1 
2 510デスバケラッタ シマジマさん892.00.63.1/2馬身
3 24 ユキンコ かるらさん882.00.81馬身
4 48 ムネオハウス ばばさん872.00.91馬身
4 815オッサン ぉっさんさん872.00.94着同着
6 714ハネダサイレンス 羽田牧場さん86.52.01.01/2馬身
6 816ジハード 頂木冠朗さん86.52.01.06着同着
8 11 イチバンアカホシ ジョンソンさん85.52.01.21馬身
9 36 マスワリ ハスラーさん84.52.01.31馬身
1012 ゴットブレス ファウストさん83.52.01.51馬身
1059 プッチンプリン まぐっちさん83.52.01.510着同着
10612ミリオン kanaさん83.52.01.510着同着
1323 ムーンクラフト ディーン・ム−ンさん81.52.01.82馬身
1335 プチスク 柴田さん81.52.01.813着同着
1347 ヘロヘロ ラル大尉さん81.52.01.813着同着
16713サンタマスノー サンタマさん78.52.02.23馬身
 第5回京阪杯(GIII) 優勝 
カミカゼ(通算 31戦5勝)
黒鹿毛 :フジキセキ
:スカーレットブーケ
性別:牡 毛色:黒鹿毛
脚質:逃げ 距離:ミドラー
適性:芝◎ ダート△
武豊から総流しさん